㈱ジャパンウォーターの西原です。

さて、今年6月17日に滋賀県大津市の越直美市長より、上下水道事業の運営権を民間に譲渡し、経営の健全化を目指す考えが示されました。

現在、市では水道、下水道、ガスを企業局にて運営しておりますが、上下水道施設は老朽化が進んでおり、今後、更新需要が高まる一方、節水意識の向上等による、料金収入の減少により、事業収支が減少傾向にあり、平成29年度には約9,400万円赤字に転落する見通しであるとの発表がありました。

水道事業については平成24年3月に改訂された大津市水道ビジョンにおいて平成26年に事業収支が赤字となる見通しとなっております。

 

大津市水道事業 事業収支の推移

 

出典:大津市水道ビジョン(平成24年3月改訂)より抜粋

 

 

また、企業債に関しては建設改良費に充てる内部資金不足から、企業債を発行せざるを得ず、年々増加することが見込まれております。

 

 

大津市水道事業 企業債残高の推移

出典:大津市水道ビジョン(平成24年3月改訂)より抜粋

 

 

一方、下水道事業に関しては平成25年3月に作成された中期経営計画において、安定した収益が確保できる見通しです。

 

 

大津市下水道事業 事業収支の推移

 

出典:大津市下水道中期経営計画(平成25年3月改訂)より抜粋

 

また企業債残高に関しても発行の抑制などにより、減少する事が見込まれております。

 

大津市下水道事業 企業債残高の推移

 

出典:大津市下水道中期経営計画(平成25年3月改訂)より抜粋

 

 

企業局では今年5月から改革プロジェクトを推進し、国が成長戦略の中で示しているコンセッション方式の適用について検討を開始したとの事です。

本検討は国交省の「先導的官民連携支援事業」として、調査委託費の助成を受けており、今後、スキーム等の検討を進め、今年度中に方向性を示す予定です。

 

出典

大津市企業局HP 第2期大津市(下水道事業)中期経営計画