コンセッション(Concession)とは、「公共団体等は水道供給の義務があり、この義務を放棄できない」という考え方に基づき、施設の所有と最終的な運営権限は公共団体等が保持した上で、事業全般の運営と需要者との関係をリスクと共に民間に委ねるフランス型の委託のこと。

公共団体等の事業の排他的独占的な権限の付与に対して、民間がコンセッションフィー(運営権対価に類似)を支払う方式で、世界中で採用されています。
コンセッションは、概念的には独立採算型PFIとかなり近いものと考えられますが、相違点を挙げると、PFIは一般にプロジェクトドライバー(出資企業)との倒産隔離をはかるためにSPV を設立したストラクチャード・ファイナンス形態を採用することが多いのに対し、コンセションの場合は倒産隔離を図らずに一般の企業体(プロジェクトトライバーの子会社等)を運営会社とするケースも含まれている点です。
一般的には水道業務の全部を対象とし、投資回収とサービス費用は全て水道料金で賄われます。

アフェルマージュ方式と比較した場合、事業に係る資金調達と建設等を全て民間が行うという点が異なっており、一般にアフェルマージュ方式より契約期間(10年~30年程度)は長いようですが、最近では10年、20年程度まで短縮されているようです。

日本では、水道事業へ水道料金に反映されない公共団体等の財政負担(一般会計等)がありますが、フランスでは「Water pay by Water、水道に係る費用は水道料金で賄う」と言う考え方が基本となっており、公共団体等による新たな財政負担は原則行わないことが、日本と異なる点です。