BOOとは、Build Operate and Ownの略で、PFIの一方式。民間事業者が自らの資金で対象施設を建設(Build)し、事業期間終了後も公共団体等に資産を譲渡することなく、建設完了後の対象資産の所有権を保持し続けて運営(Operate and Own )する方式です。一般に施設の新設を行う場合で、土地利用に期限のある事業や新規事業等に適用されます。事業期間はBOT方式より長く、25年~50年程度が一般的のようです。

民間が所有する対象資産は、事業終了後に廃棄又は処分(原状復帰)するのが一般的で、スクラップアンドビルド(Scrap and Build)が可能な施設(廃棄物処理施設等)に導入されることが多いようです。
下記イメージ図はPFI事業者の報酬の収受方法を独立採算型としていますが、サービス購入型の場合もあります。BOO方式はBOT方式と基本スキームは同じですが、BOT方式は建設資産を公共団体等に譲渡するのに対し、BOOは建設資産を公共団体等に譲渡しないことが大きな特徴です。

また、DBOBOT方式が「公設民営※1」と言われるのに対し、BOTやBOO方式は「民設民営※2」と言われています。
日本の上下水道事業へのBOO導入事例は、下水道事業の終末処理場施設内の一部設備に導入した事例があるのみで、ほとんど実績はありません。

※1 公設民営:公共団体等が資産を所有し、民間が運営すること。
※2 民設民営:民間が資産を所有し、民間が運営すること。